ヤスリがけのテクニック
前項で述べた面を滑らかに仕上げることは非常に重要なのですが、これを上手く仕上げるのはヤスリがけのテクニック次第ということになります。実際には接着が完了した後、約3日間は放置して、しっかり乾燥させなければなりません。
それから継ぎ目にヤスリをかけて表面をキレイにしていくのです。ペーパーがけの行程ですが、しっかり乾燥させた後で、デザインナイフで合わせ目の接着剤がはみ出た部分を軽く削っていきます。これは鉄ヤスリで行っても構いません。紙ヤスリは数が大きいほど研磨力が増します。
ここからは耐水ペーパーを使っていきます。400番から始めますが、状態によっては600番からでも問題ないでしょう。
耐水ペーパーを水につけて作業しますが、実によく削れます。こうしてパーツの合わせ目が消えていきます。これだけで表面は見違えて良くなります。
こうして次第に細かいペーパーで仕上げていきますが、それでも合わせ目がまだ残って消えない時もあります。そんな場合はラッカーパテを使います。これはパテのチューブからツヨウジに少し取ってパーツに付けていき、更に細かいキズがある時には、ラッカーパテをラッカーシンナーで溶いて筆で塗っていきます。
また、流し込みタイプの接着剤を使う方法もあります。これらの方法で接着面はかなりキレイになるはずです。